【忍従の果てに編】憧れの赤いハイヒール[川島れいこ]


川島れいこ
2016年12月08日
初めて上京したときに見た“赤いハイヒール”に憧れた女のストーリー

世話になっていた叔母の家では、叔父に関係を求められて
高校を卒業したら東京へ行こうと決心した。
そして当時付き合っていた彼も東京の大学に合格して
一緒に行ってくれるっていっていたのに彼は合格できなかった????

「来年合格してきっと迎えに来る」と
1年前に約束したはずなのに手紙を書いても返事も来ない……。

もうあなたのことを忘れるわ。
私は赤いハイヒールの似合う女になるの。
上京したての私を助けてくれた社長の“女”として

そんな彼女の決意を余所に
ドアをノックするのは忘れると決心した“彼”だった。

運命に翻弄される一人の女は、赤いハイヒールに何を願うのだろうか????